開発手順
この記事では、プラグインの作成手順とeセールスマネージャーへの公開方法について説明します。
JS プラグインを作成する方法の詳細は、チュートリアルを参照してください。
1. プラグイン作成に必要なファイルの準備
プラグインで使用するファイルを準備します。
プラグインで使用するファイルのディレクトリ構成およびファイル名は自由です。
PC 用 JavaScript ファイル
PC 画面用の JavaScript ファイルです。
マニフェストファイルで指定されたJavaScriptファイルはeセールスマネージャーに対してグローバルに適用されます。
プラグインで使用するJavaScriptではeセールスマネージャーが提供するAPIを使用することが出来ます。
JavaScriptファイルの記述方法はコーディングガイドラインを参照してください。
Important
UTF-8エンコードのみサポートしています。ファイルが UTF-8エンコードで保存されていることを確認してください。
PC 用 CSS ファイル
PC 画面用の CSS ファイルです。
マニフェストファイルで指定されたCSSファイルはeセールスマネージャーに対してグローバルに適用されます。
Important
UTF-8 エンコードのみサポートしています。ファイルが UTF-8 エンコードで保存されていることを確認してください。
任意のファイル(html, jpeg 等)
PC 画面用の JavaScript ファイル内で任意のファイル(html, jpeg 等)を使用する場合に準備します。
プラグインファイルに格納した任意のファイルは getResourceAPI を使用することで取得することが出来ます。
Info
プラグインファイルに格納可能な 1 ファイルあたりのサイズ上限は 20MB 未満です。
Important
UTF-8 エンコードのみサポートしています。ファイルが UTF-8 エンコードで保存されていることを確認してください。
2. マニフェストファイルの作成
マニフェストファイル(manifest.json)を作成します。
マニフェストファイルは、プラグイン作成に必要なファイル情報をまとめた設定ファイルです。
マニフェストファイルのフォーマット
各パラメーターの詳細は以下の通りです。
パラメーター名 | 型 | 必須 | 説明 | 制限 |
---|---|---|---|---|
version | 文字列 | 必須 | プラグインのバージョンを記載します。 | 上限 500 文字 |
name | 文字列 | 必須 | プラグイン名を記載します。 | 上限 500 文字 |
author | 文字列 | 省略可 | プラグインの作成者を記載します。 | 上限 500 文字 |
description | 文字列 | 省略可 | プラグインの説明を記載します。 | 上限 2000 文字 |
pc.js | 配列(文字列) | 必須(pc.css に指定がない場合) | プラグインで使用する JavaScript ファイルパスを記載します。ファイルパスは、ZIP ファイルのルートディレクトリを基準とした相対パスで指定します。 | 上限 10 ファイル |
pc.css | 配列(文字列) | 必須(pc.js に指定がない場合必須) | プラグインで使用する CSS ファイルを指定します。ファイルパスは、ZIP ファイルのルートディレクトリを基準とした相対パスで指定します。 | 上限 10 ファイル |
マニフェストファイル作成例
マニフェストファイルの作成例です。
{
"version": 1,
"name": "サンプルプラグイン",
"author": "ソフトブレーン株式会社",
"description": "これはサンプルプラグインです。",
"pc": {
"js": ["js/customize.js"],
"css": ["css/customize.css"]
}
}
Important
- マニフェストファイルは、JS プラグインの作成に必須です。
- マニフェストファイルのファイル名は「manifest.json」以外使用できません。
3. プラグインファイルの作成
準備したファイル群を zip ファイルに圧縮します。
JS プラグイン機能ではこの zip ファイルのことをプラグインファイルと呼びます。
Important
- 必ず zip ファイル直下に manifest.json を配置してください。
Info
- zip ファイルの上限サイズは 100MB です。
4. eセールスマネージャーにプラグインを公開する
プラグインの公開方法については以下のリンクをご参照ください。
活用支援サイト|JSプラグイン設定
注意事項
- プラグインの内容によってはeセールスマネージャーにパフォーマンスの低下や不具合が起こる可能性があります。プラグイン登録後、eセールスマネージャーに異常が発生した場合はまず作成したプラグインに問題がないかどうかを確認してください。
- 複数のプラグインをeセールスマネージャーに適用する場合、プラグイン同士が競合する可能性があります。運用に支障がないことを検証したうえでアプリにプラグインを適用してください。
- プラグインなどを利用したカスタマイズに関する内容は、弊社でサポートを行っておりません。プラグインの作成者にご相談ください。
- プラグインの影響でeセールスマネージャーが正常に動作しなくなった場合、クエリパラメータに
jsplugin-disabled=true
を付与することによってブラウザでプラグインが実行されない状態にすることが出来ます。